価格設定戦略 ART学習塾経営マニュアル-小資金で学習塾を開業する方法

価格設定戦略も巧妙な分析のもとに

学習塾の価格設定戦略にはいろいろな種類があります。マーケティングの用語では以下のように表現します。

• 上澄吸収戦略とは、価格を高く設定しておいて、購買者の層を広げるために徐々に安くしていく戦略です。
• 浸透価格戦略とは、競争率が高い市場で使うもので、価格を低く設定しておいて、新規の顧客を獲得した時点で、価格を上げていく戦略です。

この二つの価格設定戦略以外にも多くの設定戦略があります。市場に出回っている学習塾の料金を調べてみると、学習塾の料金というのは非常に価格弾力性があると思える時があります。つまり、学習塾の料金が各学習塾によって、ずいぶんと多様化しているということです。 １時間に３万円の授業料を要求する学習塾もあれば、１時間に８００円の授業料の学習塾もあったり、夏期講習は無料と安売りをする学習塾もあります。これは提供する授業の質によって料金が変わってくると一般的には考えられています。どのような価格にするかはご自分の学習塾のスタイルにもよります。

ご自分の学習塾が非常に高いクオリティを持っていて、その非常に高いクオリティを要求する数少ないターゲットマーケットから多くの金額を徴収するのもよいでしょう。

また、非常に高いクオリティを持っているということよりも、料金体制を売りにして、もっと数多くのターゲットマーケットから金額を徴収して合計として多くの収益を得るのもよいでしょう。

理屈の話ばかりしていても机上の空論なので、実際のセミナーでは新規に学習塾を開業して近隣地域の同業他社の学習塾に勝てる価格設定戦略を教えます。

学習塾経営にとって、MBAを取得しているということよりも、実際に実践で高粗利益を上げる経営方針を知っているほうが、はるかに価値があることです。理屈を知った上での、実践で良い教室経営を行ってください！